本記事は、2026年1月29日時点の体験をもとに書いています。
私は右利きで、事故の後遺障害が利き手側(右手・右肘)に残っています。
同じように、リハビリの痛みや身体の動かしづらさに悩んでいる方の参考になればと思い、事実を中心にまとめました。
※注意:
本記事は個人の体験記録です。医療的判断や治療方針を示すものではありません。
痛みや症状については、必ず主治医・医療スタッフの指示を優先してください。
この記事で伝えたいこと
- リハビリ初期に、私が一番つらかった「痛み」の実感
- 右利きで利き手側に障害が残った場合、生活で何が起きるか
- 痛みと不安の中で、生活を回すために考えたこと
- 「頑張る」以外の選択肢があるという事実
事故の概要と、現在の身体の状態
2025年2月21日、某運輸倉庫の屋根に設置された太陽光パネルの点検業務中、
約8メートルの高さから転落しました。
フルハーネスは装着していましたが、親綱が設置されておらず、
安全対策として十分に機能しない状況でした。
転落後、骨盤骨折、右手首の複雑骨折、右肘付近の骨折(骨が皮膚を貫通)、
左手首骨折、左足の甲付近の骨折、右膝骨折と、全身に重い怪我を負いました。
現在も複数箇所にプレートやボルトが入っており、
左足の甲はプレート除去後のリハビリを続けています。
右手は筋肉の断裂によって麻痺が残り、
右肘も可動域に制限があります(屈曲は約100度程度)。
医師からは「命が助かったのは奇跡」と言われました。
私は右利きです。
生活のほとんどを右手に頼ってきたため、
利き手側に障害が残ったことで、
日常のあらゆる動作が一変しました。
リハビリで最初に直面したのは「動かしづらさ」ではなく「痛み」だった
リハビリが始まって最初に感じたのは、
思うように動かないもどかしさ以上に、
強い痛みでした。
動かそうとすると痛い。
しかし動かさなければ、固まってしまうのではないかという恐怖がある。
その板挟みの状態が、毎日続きました。
特に右手と右肘は、
日常生活そのものがリハビリになります。
食事、着替え、トイレ、入浴、スマートフォン操作。
どれも避けて通れません。
痛みが続くときに感じた精神的な負担
痛みが続くと、身体だけでなく気持ちも削られていきます。
「この痛みは正常なのか」
「無理をして悪化していないか」
「本当に回復するのか」
そんな考えが、頭から離れなくなりました。
周囲からは「少しずつ良くなる」「焦らなくていい」と言われます。
それが正しいと頭では分かっていても、
実際に痛みを抱えながら生活する現実は、簡単ではありませんでした。
右利きで利き手が使いづらくなった現実
右利きである私は、無意識のうちに多くの動作を右手に任せていました。
それができなくなったことで、
「できて当たり前だったこと」が、すべて意識的な作業に変わりました。
- 物を持つ・固定する
- フタを開ける
- 文字を書く
- スマートフォンを操作する
- 衣服を着脱する
こうした動作一つひとつに痛みや不安が伴い、
生活そのものに時間とエネルギーが必要になりました。
「頑張る」以外の選択肢があると気づいた
最初の頃は、
「リハビリだから頑張らなければ」
「我慢して動かさなければ」
そう考えていました。
しかし痛みが強い日ほど、
無理をした結果、翌日さらに動けなくなることもありました。
そこで考え方を少し変えました。
今日はここまでで十分と、自分で区切る。
痛みが強い日は、できる範囲を小さくする。
何もしない日を作らない代わりに、
無理もしない。
そのほうが、結果的に生活が崩れにくく、
気持ちも安定することに気づきました。
この記録を残そうと思った理由
私自身、リハビリ中に
「同じような状態の人は、どうしているのか」
「何がつらくて、どう乗り越えているのか」
そういった当事者の情報を探しました。
しかし、実際に見つかるのは断片的な情報ばかりで、
痛みや生活のリアルな部分まで書かれているものは多くありませんでした。
リハビリの痛みと向き合う中で、私が強く感じたのは、 「リハビリの時間以外、つまり日常生活そのものが大きく変わった」という事実でした。
実際に、右利きで利き手側に障害が残ったことで、 フタを開ける、着替える、スマートフォンを操作するといった 当たり前の動作に多くの困難が生じました。
その具体的な内容については、以下の記事で詳しく記録しています。
右利きで右手に障害が残った私が、日常生活で本当に困った動作5つ
だからこそ、
これは特別な成功談ではなく、
一人の当事者の記録として残しておきたいと思いました。

コメント
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